趣味の個人開発とマネタイズやモチベーションのこと

これはCrieitアドベントカレンダー 4日目の記事、あんどがお届けします。

クソアプリ友達ということで全日に地獄からご紹介に預かりましたとおり、

個人的な趣味でサービスをいくつか出したり運営しているのですが、それに伴った話を書かせて頂きます。プレッシャーが凄い。

 

今まで個人開発で上げた収益

0円です。

今までいくつかのサービスを出してきていますが、アドセンスや課金など、直接的な収益としてお金は稼いでいません。

………ということを話すと驚かれることがあったり、別の方の個人開発の記事などを見ていてもマネタイズの話などがよくでてくることや、周りの人々と話していてもどうやら自分が微妙に変わり者らしいということに気づいたのでこの話題を選びました。

じゃあマネタイズとかってタイトルにつけるなよって思うかもしれませんが、一応後半でその話もちゃんと出ます。

 

趣味でお金を稼ぐということ

昨今、ハンドメイドのアクセサリーやフィギュアの販売ができるようなプラットフォームが沢山増えてきており、色々と「個人の趣味が収益化する」という動きが目立つようになった時勢であるなーと思います。

また、ウェブサービスやアプリなどは、課金をしてもらうための導線設計がしやすいという部分もあり「個人アプリ・サービス=広告や課金アイテム、有料プランでマネタイズ」というイメージになりやすい部分もあると思いますし、ある程度それが「当たり前」っぽいということも分かっています。

ただ、自分が趣味で個人開発するモチベーションや目的の中に「作ったもので直接お金を稼ぐ」ことが含まれていないというだけです。

 

お金が欲しくないわけではない

5000兆円欲しいというフレーズを口癖にしている程度にはお金欲しいとは思っているんですけどもね。もちろん、サービスが高額で売れるというようなアメリカンドリームを夢見ないわけではありません。だって人間だもの。

 

では自分の場合、何をモチベーションとして個人開発をしているのか

ひとえに自分が作ったものはウケるのか?ということを確かめたい、という想いで作っています。ウケる、とはどういうことかといえば

  • 自分の考えたものがSNSなどで話題になるポテンシャルがあるのか?
  • 自分の考えたUIやUXは狙ったとおりの結果を得られるのか?
  • 自分の技術でやりたいことは実現できるのか?

などということを指しています。

自分の実力は世間に通じるのか?という武者修行や腕試しというものが近いのかもしれません。

 

ひとりで全てをやるということについて

自分は設計・開発・デザイン・イラストレーションを全部ひとりでやっています。ただ、デザインやイラストは専門分野としているものではないのでその品質はプロには遠く及びません。非常に恥ずかしながらミドルウェア構築などについてもそうであります。

餅は餅屋という言葉があるように、専門分野は専門スキルをもった人に任せたり得意分野を分担しながらチームを組むほうが圧倒的に合理的だとは思いますし、誰かと一緒に開発するというのは非常にハートフルであることは知っています。

ただ、自分は仕事としてそれはやっているのです。

趣味の分野にそれを持ち込みたくないという想いが強いですし、個人開発だからこそ、誰にも、何も気兼ねしたくなく、名作「プラネテス」の主人公・ハチマキのセリフをもじって借りて言うならば、喜びも、悲しみも、辛さも、怒りも勿体なくて誰かに渡したくはないのです。

 

ほぼ単なる意固地でこういう姿勢を貫いて今に至っていますが、非常に得られるものは大きくもありました。

 

単純にちょっと自信がついた

「こういうことをやっているよ」と言えるものがあるだけで、その事実が単純に自分を支えてくれるというか、ちょっとしたことで揺らがなくなりました。

自分が信じるもの(技術や思想)を実績や経験をもって話すことが出来るというのは大きいです。無論、成功経験だけにとらわれて他の物を取り入れるような発展を放棄しては良くないのですが、何かを成し遂げる方法として一つ渡りきった橋というか道を知っているというのは大事なことで、例えば「これを実装しようと思うんだけど、このライブラリが流行っててなんかみんな使ってるから使おうと思います」というのと「使ってみた実績としてこの規模であれば問題なく起用できます」って、提案聞く側としても安心感が違いますよね。

自信という目に見えない定性的なものではありますが、完全に自分が強くなっていく感覚が得られるので楽しいです。筋トレみたいなもんですね。

 

得られたもの もう一つ、他の業務の大変さが分かるようになった

自分で色々とやってみることで他業種(自分にとっては、本業はエンジニアなので、デザイナーさん、イラストレータさん、ディレクターさんなどを指します)の大変さや、都合などの想像がつくようになりました。

これは非常に仕事に役に立っており、「何をどう調整してほしいのかをある程度具体的に言えるようになった」とか「どのぐらいの作業工数が掛かりそうかの見積もり」など、ある程度全体の作業やリスクを見通すことが見通せるスキルという形として手に入れられたものになります。(逆に「この成果物全然気合入ってねーな」というのも何となく分かるようになったのですが…この話は置いときます)

他の人の作業に想像が至ることで、業務をやっていく際に優しさをもってやっていけるスキルを手に入れられたんじゃないかなと思っています。

 

スキルに伴う実績としての個人サービス

スキルや自信を手に入れられた、とは言っても自分がそう思い込んでいるだけだとすればそれはちょっとマズイという話です。

故に、自分がやれることの内容や範囲を客観的に評価してもらうためのものとしての個人サービスの公開や運営をしています。

 

 

直接収益を上げることだけがマネタイズではない

ここで掲題の件に戻ります。

話の順番が前後したというか、自己紹介も御座なりになっていましたが、自分はフリーランサー稼業をしており、その業務内容は「Web開発に関わる何でも屋」みたいな感じです。

お仕事としては「0→1」のお仕事の手伝いをさせていただくことが割と多く、自分も割とそういうことを好んでいますが、それにはある程度ジェネラリストとしてのスキルが求められるところになります。

そして、こういうサービス制作活動をしているとそういった案件のお声がけを頂けることもちょくちょくあります。

つまり、自分がやりたい仕事ができる…自分の実力を信用していただけたりであったり、自分の活動でもって声をかけて頂ける、ということですね。 

ちなみに、お仕事につながることについては直接のモチベーションというか、趣味が功を奏した結果という感じですので前項ではモチベーションの要素として語っていません。

 

まとめ

自分の結果だけ見ると、「個人サービス開発を通して間接的な収益を上げること」には成功しているといえます。

あと、色々周囲の個人エンジニアに聞いた事例としては特段大ヒットしてるサービスとかではなくても、思想やフィーリングが合うとか、あるいは要件にぴたっとマッチしてるとか、そういう話でお仕事につながっていたりするということも耳にします。

自分は大ヒットと言えるほどのサービスはまだ生み出せていませんが、間接マネタイズは出来てるなーと言えると思うので、もしこの記事タイトルを見て「収益化どうしたらええんや」っていう思いで読んでくださった方にはこういう道もあるよ、ということでお伝えできればと思います。

え?会社員だからそういうのは出来ないんだけど?とか言う方もいらっしゃるかもしれませんが、社内で仕事進めるのにも多角的な視点を持ってると強いマンとしてやっていけると思いますよ。

あと、これまで約2,800字を費やして話した内容については「インバウンドマーケティング」っていう一言で済むらしいですよ。へぇ〜〜〜!!

 

まあ、もう単純になんか作ったら作った数だけ強くなるし 、誰かしらが褒めてくれるし、なんかお仕事になる話も来るので、とりあえず難しいこと考えずにものづくりしたら良いです。そういう話です。脳筋サイコー!!!

 

それではこのへんで筆を置かせて頂きます。

明日のアドベントカレンダーもたのしみですね!morixさんよろしくおねがいします!

 

おまけ

自分が作ったサービスの紹介

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